ミラーレス一眼カメラはSONYが一番性能が良く高性能、高画素と言えば最新機種の「α7RIV」か一つ前の機種「α7RIII」となります。
そこで、「α7RIV」が発売されたにも関わらず、なぜ自分は「α7RIII」を購入したのか?
購入に迷っている方の参考になればと思い記事にしてみました。
という疑問を解決します。
☑️本記事の内容
「α7RIV」と「α7RIII」の性能比較、価格のざっくり比較
他のブログではあまり書かれていない所有欲や次機種にもフォーカスを当てて書いていきますね。
☑️本記事の信頼性
CANONの一眼レフカメラからSONYのミラーレス一眼カメラにマウント変更をするにあたり、検討を重ねに重ねて選択し、実際に購入、所有して使用した感想となります。
CANONかSONYで迷っておられる方はこちらの記事を参考にどうぞ
CANON EOS R より SONY α7 シリーズ を選択する理由
☑️まえがき
今から購入するフルサイズ一眼カメラにおいてはやはりこれから主流になるであろうミラーレス一眼に限ります。
フルサイズ一眼カメラを購入するのであればやはり、より高性能、高画素で長く使える機種がいいですよね。
あくまでプロ(仕事)ではなく、一般素人の趣味の範囲でカメラが好きな(機材マニア的)意見となりますのでご了承下さい。
「α7RIV」、「α7RIII」の比較
では性能の違いをみていきますね。
画素数の比較
「α7RIII」は4240万画素に対し「α7RIV」は6100万画素と高画素数を誇ります。
画像一枚の容量も当然大きくなるわけで、RAWで「α7RIII」は約80MBに対し「α7RIV」は約120MBになってしまいます。
一般素人にそこまでの高画素が必要か?
今の時点でも4240万画素もあれば十分すぎるほどであり、画像データとしてもギリギリ許容範囲ではないかと思います。
画像データが大きくなったことにより連続撮影可能枚数もRAW/RAW&JPEG 76コマから68コマになってしまったようですね。
書き込みにも時間がかかり、「SDXC UHS-II」対応メモリーカードでも書き込みで待たされるようです。
外観の比較
「α7RIV」は「α7RIII」よりグリップ部が大きくなり、しっかりホールドできる形状になっています。
ボタンやジョイスティックが大きくなったり、全面ダイヤルの角度が変わって操作がしやすくなっています。
また、上部露出補正ダイヤルが埋め込みから露出になって、露出補正ダイヤルにロック機構が追加されました。
グリップしやすいのはありがたいですが、本体サイズが幅2mm、高さ0.8mm、奥行き4.6mmと大きくなっており、質量が8gと重くなっています。
この辺は正直羨ましいとは思いますが「α7RIII」でも操作に困ることはないですね。
ファインダーの比較
電子ビューファインダーが約368万ドットから576万ドットになりました。
綺麗に越したことはないですが「α7RIII」でも充分綺麗ですよ。
メモリーカードの比較
「α7RIII」はスロット1が「SDXC UHS-II」対応、スロット2が「SDXC UHS-I」対応に対し「α7RIV」は両スロットが「SDXC UHS-II」対応(ただしメモリースティックには非対応)
メモリーカード代も「SDXC UHS-II」対応が2枚必要ですので初期投資もかかります。
プロ使用であれば必須ですが、スロット2はサブ的に使用してますので。。。
オートフォーカスの比較
「α7RIII」は像面位相差AFが399点(APS-C時225点)から「α7RIV」では567点(APS-C時325点)
リアルタイム瞳AFが動画時も動作するようになっています。
多いに越したことはないですが「α7RIII」の399点でも困ったことはないです。
仕様表には記載のないフォーカス速度やフォーカス制度が向上しているようですが詳細比較をしていませんのでなんとも言えないです。
実際には「α7RIII」のフォーカス速度とフォーカス制度で問題なく撮影しています。
その他の比較
●ピクセルマルチ撮影
「α7RIII」2億4000万画素の情報から4枚合成
「α7RIV」9億6320万画素から4枚または16枚合成
●4Kオーバーサンプリング出力
「α7RIII」約1.8倍(5K相当)
「α7RIV」2.4倍(6K相当)
●防塵防滴仕様の性能強化
「α7RIII」配慮した設計
「α7RIV」配慮した設計(性能強化)
●Wi-Fiの性能
「α7RIII」IEEE 802.11 b/g/n
「α7RIV」IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
●インターフェイス性能
「α7RIV」はデジタルオーディオインターフェースを追加したマルチインターフェースシュー
動画時のタッチトラッキング
USBのデータ転送速度2倍高速
と色々と強化されているみたいですが使用していない機能、または誤差範囲だと思っていますので割愛しています。すいません。
価格の比較
「α7RIV」は現時点で高画素機の最上位機種の為、価格が高くてしばらくは安くならないと思いますので割高感がかなりあります。
一方「α7RIII 」は発売からある程度期間が経って価格もこなれてきており、最新機種の「α7RIV」が発売されたことにより安くなっています。
発売当初「α7RIII 」は35万円程度していたにも関わらず、状態の良い中古でさえ20万円前後で購入することが出来ます。
「α7RIV」も少し経てば値下がりし、価格の下落率も高くなると思われ、下がった時のショックも大きいです。
一眼レフカメラからかじっている方にとってはこの「α7RIII 」のスペックでたとえ中古であっても20万円だなんて激安と感じてしまいますよね。
少し前の一眼レフ機であれば40万、50万円クラスの性能ですし。そう考えれば 「α7RIII」はメチャクチャお買い得感あります。
まあ、カメラを知らない人にとっては20万円でも高すぎると感じるでしょうが。。。
結局は金額に糸目をつけずに最高性能を追求する方やより高画素が必要な方であれば最新機種の「α7RIV」を購入すれば良いわけです。
コストパフォーマンスで言えば「α7RIII 」の圧勝です。
「α7RIV」、「α7RIII」所有欲について
「α7RIV」を所有していれば満足感はかなりのものでしょうが、価格から考えるとそこまではと思ってしまいます。
性能面では「α7RV 」には劣るものの「α7RIII」でも全然問題ないと思いますし、人気機種の「α7III」と比較してみても「α7III 」はスタンダード機の位置付けで「α7RIII」の方が1ランク上の位置付けとなっていますので、上位機種を所有している!
という所有欲も満たされます。
AF性能や高感度性能については「α7III」のほうが少し勝っているようですが、そんなに変わらないようですし。
やはり「α7III 」の2400万画素に対し、4240万画素という優越感、ファインダーの画素数や液晶画面の画素数、ボディーの素材などなど作り込み要素としてはやはり上位機種であることの充分満足感を得ることが出来ます。
新機種を見据えて
「α7RIV」が発売されたことにより次の「α7RV 」は数年後となることと思われますし「α7III 」を購入した場合、「α7III」については「α7IV」が発売されれば旧機種となり性能についてはどうなるかわからない為、「α7III」が見劣りするぐらいの性能アップであればショックが大きいです。
一方「α7RIII」であれば高画素機という位置付けですので、たとえ「α7IV」が発売されたとしても4240万画素は超えて来ないと思われますので画素数で有利な高画素機の位置付けはそのままとなります。
まとめ
「α7RIV」の6100万画素のデータを扱うには現時点ではきびしいこと、「α7III」よりは上位機種である優越感、性能と価格とのバランス、発売当初価格からの価格差、値下がりによるお買い得感。
これらを総合して 「α7RIII」はもっとも良い機種選択ではないかと思います。(機材マニアとしても。。。)
実際購入してみて所有する喜び、満足感はハンパなかったです。
ミラーレス一眼カメラにおいて機種選定で悩んでいる方は是非この満足感を味わってほしいですね。