Toughfan 14と Noctua NF-A14 PWM 140mm冷却ファンを比較してみた。

  • 2022年10月10日
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今まで自作PCについての記事は書いてなかったんだが、自作PC歴は実は結構長いんだ。

自作PCのいいところは、それぞれのパーツを自分で選べること。

性能、コスト、見た目などなど、こだわりも人それぞれ。

色々と比較して探すのも自作PCの醍醐味でもあるんだが、色々ありすぎて調べるのは面倒臭いのも正直ある。

なので選定の参考にしてくれ。

自作PCにおいて冷却ファンにこだわりたいんだど、どれがいいの?
ラジエーター用冷却ファンのおすすめを知りたい。

という悩みを解決しよう。

☑️本記事の内容

Thermaltake Toughfan14とNoctua NF-A14 PWM 140mmサイズの冷却ファンを比較する。
最大性能をそれぞれ比較し、実運用においても参考になるように比較していく。
また、騒音についても比較していくので140mmサイズの冷却ファンの購入を検討している人の参考になればと思う。

☑️まえがき

簡易水冷のラジエーター用冷却ファンの購入を検討してたんだけど
簡易水冷がcorsair H110i GTXなので冷却ファンは140mmサイズのものが必要となる。
120mmサイズの冷却ファンはレビューも多く比較記事も結構あるんだが、140mmサイズの比較記事があまり見当たらなかった。
140mmサイズ冷却ファンの需要は少ないんだろうか?
しょうがないので冷却ファンの単体レビューを参考にした。
で、評判のよかったThermaltake TOUGHFAN 14を購入してみたんだが
冷却ファンの最高峰と言われるNoctuaも気になってしょうがない。
というわけで、Thermaltake TOUGHFAN 14とNoctua NF-A14 PWMを比較していこう。

はじめに結論から言うと両方購入してみて比較した結果、Noctua NF-A14 PWMがおすすめ。

 

性能は仕様からある程度は比較することができるんだが、実使用においての使用感はやはり差があることを実感。

使用環境やこだわる要素により感じ方は違うかもしれない。自作PCなんでこだわりは人それぞれ違うもの。

ではなぜNoctua NF-A14 PWMなのかを解説していこう。

 

比較

それでは色々と比較してみたので解説していこう。

まずはかた苦しく仕様の比較から。

 

仕様の比較

性能を仕様から見てみる。

 TOUGHFAN 14
(Thermaltake)
NF-A14 PWM
(Noctua)
ファン回転数500~2,000rpm
(LNC使用時:500~1,300rpm)
300~1,500rpm
(LNC使用時:300~1,200rpm)
最大風圧3.54mmH2O2.08mmH2O
最大風量119.1CFM
(202.35m³/h)※1
140.2m³/h
(80.5CFM)※1
ノイズレベル33.2dBA
(LNC使用時:25.2dBA)
24.6dBA
(LNC使用時:19.2dBA)
ベアリング方式第2世代
ハイドロリックベアリング
SSO2
(流体軸受)
定格電圧12V12V
定格電流0.34A
(ファン1基あたり)
0.13A
定格入力4.08W
(ファン1基あたり)
1.56W
コネクタ4ピン(PWM)4ピン(PWM)
寿命40,000時間
(MTBF)※2
150,000時間
(MTTF)※2
本体サイズ140×140×25mm 140×140×25mm
重量約240.7g約195g

 

注意!
※1.最大風量は単位が異なるのでそれぞれ換算した値も記載している。
※2.メーカーの測定環境(温度)が異なるので単純には比較はできない。

仕様を比較してみるとThermaltake TOUGHFAN 14の方が強そうだ。

 

外観の比較

外観を比較してみる。

簡易水冷のラジエーター用として購入したので取り付け状況から。

corsair H110i GTXと古いモデルではあるんだが、まだまだ現役で活躍中。

まずはTOUGHFAN 14から。ケースはFractal Design Define R5

黒ベースでなかなか見栄えはよい。

 

次はNoctua NF-A14 PWM。

これぞNoctuaカラー。

嫌いな人が多いみたいだけど、これはこれで悪くない。

まあFractal Design Define R5は前面にフィルターと前面の蓋を閉じることになり、全然見えないので問題ない。

Noctuaカラーの方が最高峰のNoctuaファンを使ってるんだ。と逆に満足感があっていいかも。

 

冷却性能の比較

実際に簡易水冷のラジエーター取付けて比較してみる。

CPU負荷は「Cinebench R23」を10分間実行してフル負荷で確認する。

実装CPUはRyzen9 5900Xで比較。

最大性能を確認するために最大回転での比較と、実運用を想定して1000RPMで比較してみる。

1000RPMというのは冷却ファンの風切り音がうるさく感じない程度の回転数が1000RPMぐらいだったから。

 

最大回転で比較する

まずはThermaltake TOUGHFAN 14から。

(室温は27℃)

 

次にNoctua NF-A14 PWM。

Noctua NF-A14 PWMの最大回転数は1500RPMなんだが、ソフト読みで1380RPMとなる。

 

TOUGHFAN 14の方が少しではあるんだが冷える結果となった。

TOUGHFAN 14が「Max69.7℃」に対しNF-A14 PWMはMax「70.5℃」だった。

TOUGHFAN 14の方が最大回転数が高く、スペック上は最大風圧の性能も高いんでTOUGHFAN 14の方がもっと冷えると思っていたが意外と変わらない。

 

1000RPM固定で比較する

まずはThermaltake TOUGHFAN 14から。

 

次にNoctua NF-A14 PWM。

今度はNF-A14 PWMの方が冷える結果となった。

TOUGHFAN 14が「Max75.2℃」に対しNF-A14 PWMはMax「73.4℃」だった。

1000RPM程度で運用したいのであればNoctuaの方が優秀と言える。

 

 

騒音の比較

測定して数値化しても実際の聞こえ方は異なるのでここは主観で。

TOUGHFAN 14もNoctua NF-A14 PWMも1000RPMをこえると少しうるさく感じる。

両方とも最大で回すとそれなりにうるさいので常用は無理。

最大回転数ではTOUGHFAN 14の方が風切り音が大きく「シャー」という感じ。

Noctua NF-A14 PWMは風切り音はTOUGHFAN 14より少なめで「ブーン」とモーター音が少し加わる。

TOUGHFAN 14は最大2000RPMでNoctua NF-A14 PWMは最大1500RPMだからこんなもんだろう。

ケースがFractal Design Define R5と言うことで比較的に静音性にすぐれたケースなんで、両方とも1000RPMであれば音は気にならない。

 

まとめ

はじめに評判のよかったThermaltakeのTOUGHFAN 14を買ったんだが、冷却ファンの最高峰と言われるNoctuaも気になってしょうがない。

というわけで結局は両方買ってしまったわけなんだが。

結果的に両方試した結果、Noctuaは最高峰と言われるているのに納得した。

TOUGHFAN 14は最大回転2000RPMと高回転で風量があるので

ラジエーター用冷却ファンはNoctua NF-A14 PWM

ケース用冷却ファンはThermaltakeのTOUGHFAN 14

これで運用しようと思っている。

 

ラジエータ用冷却ファンを増やした場合も検証しているので気になる人はこちらの記事もどうぞ。

簡易水冷のファンをサンドイッチで冷却性能はアップするのか検証してみた。

 

最後にNoctua NF-A14 PWMをおすすめしたい理由がもう一つあって

実はTOUGHFAN 14を3個買っていたんだが、その1個が1ヶ月をすぎたあたりに轟音をあげて壊れてしまった。

運が悪かったといえばそれまでなんだが、買ってすぐに不良となれば初期不良交換できたんだが、1ヶ月後とは。。。

修理交換も送料は元払いとのこと、う〜ん、って感じ。

と言うわけで実性能、満足感からNoctua NF-A14 PWMをおすすめする。

冷却ファンの検討の参考にしてくれ。

 

今回は以上で終わり。

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