いきなりですがパワハラを受けたことはありますか?
で、パワハラとはなんでしょうか?
昔にはなかった言葉で、最近ではよく耳にする言葉です。
ミスをした部下に対して叱るとパワハラと言われる時代です。
言葉の意味としては
パワハラとは「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」
とあります。
過去にこういう経験があります。
ある日、仕事において改善指示を受けました。
具体的な指示はなく作業時間を半分にする方法を考えて報告しろと。。。
相談しにいっても、いいから自分で考えろ!と過去のミスについて掘り返して怒られる始末。
「そんなん出来るわけないやん」と思いながら日々忙しい業務の中、当然そんな案が簡単に見つかる術もなく、相談しても怒られるしで、ほったらかし状態となっていました。
すると、思い出したかのように「こないだの件はどうなったんだ?、なんで途中報告もないのか?」と怒られる日々・・・
怒られたあとは怒られた内容について「どう思うのか、どう改善するのか、どういう手段で行なうのか、レポートを提出しろ!」、「朝一番に報告にこい!」と怒られる日々・・・
相談に行っても課題が増えるし、ほったらかしても怒られるし。。。
毎日が怒られ、レポートを考えるの繰り返し。当然、出社するのがとても憂鬱でした。
現代の意見ではおそらくそんな会社すぐに辞めて転職したらいいやんとなるでしょう。
でも、今となって思うといい経験が出来たと前向きに思えます。
なぜかというと、人は考えることで成長するものだと思えます。
考えることを訓練することにより頭の回転が早くなるのではないでしょうか。
でも考えることはしんどいことなのできっかけがないと自ら考えることをするのは避けるのではないでしょうか。
忙しい、忙しいと業務を作業にして考えることを避けるのではないでしょうか。
答えがすぐに出ない課題を与えて考えるきっかけを作る、考えないとどうしようもない状況を作る。こういう指導だったのかと。
当時はそんなこと一ミリも思えませんでしたが。。。
実際、頭の回転が早くなり思考能力が向上して業務上において気配りが出来るようになり、ミスも減って仕事が出来るようになりました。
実際に認められて現在は管理職という立場にあります。
自ら考えることをしない部下に対して考えるように訓練しようとするとパワハラでしょうか。
難しいですね。
結局は本人が嫌がらせと受け取ればパワハラになるのでしょう。
よく人は怒られて育つ人材と、褒められて育つ人材がいると言われますので、おそらく怒られて育つ人材と判断されていたのでしょう。
耐えて耐えて頑張っても限界を超えると体を壊します。でも、限界を超えないと成長出来ないようにも思えます。
この狭間で頑張るのが難しいですね。
最後に、大事なことは、どこかに息抜きが出来る場所、相談し合える仲間が必要です。
一人で抱え込むと潰れます。
当時は愚痴を言い合える仲間がいたのでなんとか耐えることが出来たように思えます。
多分一人でしたら潰れていたでしょう。
もし、相談し合える仲間がいないのであれば転職という手段も選択肢の一つです。
転職というのは知らない環境に飛び込むことになりますのでとても勇気がいることだと思いますが、現在では終身雇用はなくなりつつありますし
今までのスキルを活かして派遣で頑張って社員となる方も多いです。相談に乗ってくれる社会も多々あります。
最近の方はコミュニケーションを避けがちですので一人で抱え込んでいる方が多いと思いますが、
相談出来る仲間を作って乗り越える。ダメなら転職でいいです。
程々に息抜きをして乗り越えましょう!